卒業生の声

通信制で過ごした時間の中で、生徒たちは何を感じ、どう変わっていったのか。

本校の通信制課程は、一人ひとりのライフスタイルや目標に寄り添い、「自分らしい学び」を形にする場所です。時には悩み、立ち止まりながらも、自分のペースで着実に歩みを進めてきました。

本課程を卒業した生徒たちが、その日々の中で見つけた大切な思いを真っすぐに綴ってくれました。

一人ひとりの言葉の中に、通信制だからこそ得られた確かな自信と、未来へつながる成長の記録が刻まれています。

令和7年度 卒業生

卒業(10代 男性)

2026年3月2日 09時30分

 不安な気持ちを抱えながら入学し、大きく変わる環境に自分が適応できるのか、また、最後までやり切ることができるのか悩んだ日もありましたが、先生方の優しいサポートのおかげでここまで来ることができました。卒業を間近に控えた今では、徳島中央高校の通信制課程を選んだ中学生の頃の自分の選択は間違っていなかったと、自信を持って言うことができます。この三年間を通して得た自信を胸に、理想の自分に近づけるよう、止まらず歩んでいきます。

成長させてくれた通信制(10代 女性)

2026年3月2日 09時25分

 徳島中央高校に入学してからもうすぐ三年が経ち、卒業のときが近づいてきました。三年間を思い返すと、この高校生活がどれだけ私を成長させてくれたか、その日々の大きさに気づかされます。

 中学生の頃まで家族以外の人と全く話せなかった私は、この場所で、「話す」ということができるようになりました。入学して間もない頃は、声を出すのが精一杯でしたが、今では自分のことを話したり、自分から質問をしたりすることができるまでになりました。正直、まだ話をするときには緊張するし、苦手だと感じてしまっています。しかし、それ以上に、自分が話せるようになったことが嬉しいと感じます。

 ここまで成長することができたのは、周りの方々の助けがあったからです。声をかけてくれた先生方や生徒の皆さん、上手く話すことができなかったかもしれませんが、とても嬉しかったです。担任の先生には三年間、何度も助けていただきました。三年目に入ってからは話す機会が増え、いろいろな話ができて楽しかったです。皆さん、本当にありがとうございました。

 上手に話せる自分になれる日は、まだまだ遠く感じますが、これからも少しずつ成長していきたいと思っています。この学校にもう通えなくなるのは寂しいですが、またいつかお会いして、話をすることができると嬉しいです。

僕の高校生活(10代 男性)

2026年3月2日 09時20分

 通信制課程では様々なことができて、とても楽しかったです。特に、生徒会ではパンの販売や行事の準備・片付けなどをして、よい経験になりました。中学生の時には参加できなかった文化祭はとても楽しかったです。体育祭もたくさんの人と運動をして楽しかったです。

 卒業を迎え、さびしい気持ちです。ここではたくさんの先生方にお世話になりました。今まで、これほど多くの先生方と関わったことがなく、とても新鮮でした。丁寧に勉強を教えてくださる先生方や、いつもあいさつをしてくださる先生方や、ずっと僕のことを気に掛けてくださる先生方や、親身になって相談に乗ってくださる先生方など、たくさんの方々に助けられました。高校生活で素敵な友だちに会えたり、楽しい行事に参加したりすることができたのは、先生方のおかげです。本当にありがとうございました。 

卒業にあたって(30代 女性)

2026年3月2日 09時15分

 私は三十代後半で、二人の息子がいます。徳島中央高校通信制課程で学び直しをしようと思ったきっかけは、残り数十年の人生、後悔を残したまま生きていきたくないという思いと、息子たちと一緒に高校を卒業したいという思いからでした。

 仕事と子育てをしながら、リポートをしたりテスト勉強をしたりするのは、正直大変でした。両立することはとても大変で、勉強も一からのスタートだったので、何度もくじけそうになった三年間でした。「息子たちと一緒にぜったい卒業する」という思いがあったからこそ頑張れたし、家族や職場、先生方のサポートがあったからこそ頑張れたのだと、通信制での日々を振り返り、そう感じています。

三年間を振り返って(10代 女性)

2026年3月2日 09時10分

 通信制に入学する前、私は将来への不安でいっぱいでした。体調不良が続き、思うように生活ができず、周りと同じように進めなかったことに焦っていたからです。それだけに、入学を決めた時には、「自分のペースで確実に前へ進みたい」という思いを強く持っていました。

 三年間を通して、自分自身と向き合う時間の大切さを学びました。卒業を目標とした三年目の課題は、自分について知ることでした。一年目、二年目は、自分の得意・不得意や、好きなこと・苦手なことに向き合うだけの気持ちのゆとりがなくて、避けてしまっていました。進路について何度も悩んだ時期に、先生に相談に乗っていただいたり、少し気恥ずかしさもありましたが、家族や友達にも話を聞いてもらったりするなかで、初めて自分としっかりと向き合うことができました。この時間が、三年間で一番成長できたと感じています。

 卒業してからも、この三年間で得た経験と感謝の気持ちを忘れず、焦らず一歩ずつ成長していきたいです。

自分なりに歩いてきた日々(10代 女性)

2026年3月2日 09時05分

 これまでの学校生活を振り返ると、楽しいことより悩んだり立ち止まったりした時間の方が多かったと思います。自分の思うようにいかなくて、自分に自信が持てなくなることもあったけど、学校に通い続け、ここまで来られたことは、自分なりに精一杯頑張った結果だと思います。

 体育祭や遠足、修学旅行などの学校行事は、特に心に残っています。当日まで楽しみと不安が入りまじっていたけど、友達と一緒に過ごした時間や何気ない会話、笑った瞬間は今でも大切な思い出で、その時の写真を見ると、その場の空気や気持ちを思い出すことができます。本当に忘れられない経験になりました。

 学校生活では、気持ちが追いつかず、しんどく感じる時もありました。それでも逃げ出さずにここまで来られたのは、周りの人の存在や、先生方の支えがあったからだと思います。声をかけてくださったことや、いつも見守ってくださったことが、知らないうちに大きな力になっていました。卒業を迎えた今は、達成感よりも無事にここまで来られたという安心感が一番大きいです。終わってみて初めて、この学校で過ごした日々が、自分にとって大切な時間だったのだと思います。先生方は、勉強だけでなく、日々の学校生活の中で多くのことを教えてくださいました。うまくいかない時も、変わらず向き合ってくださったことに感謝しています。本当にありがとうございました。この学校での経験は、楽しい思い出も、苦しかった時間も含めて、これから先の自分を支えてくれるものになると思います。これからは無理をしすぎず、自分のペースを大切にしながら一歩ずつ前に進んでいきたいです。

 最後に在校生の皆さんへ。うまくいかない日でも無理せず、続けている自分を大切にしながら、自分のペースで進んでください。

華の高校生活(20代 男性)

2026年3月2日 09時00分

 私は、自らがしてきた事をあまり振り返らない性分で、そのせいか、後悔というものをしてこなかった。人間、振り返ろうとしなければ、あまり過去を思い出すこともなくなり忘れてしまうもので、いま思い返してみても中身のない記憶ばかりである。私は二十歳なので、入学から五年間が経過している。華の高校生活、人生の中で最も自由でみずみずしい貴重な五年間。それをいたずらに過ごしてしまったのだから、後悔の一つも覚えている方がまともなのだろうけれど、それが全くない。

 こんな私だが、人からはよく「真面目な人」と評される。それは、おそらくは、私の几帳面な、時によっては完璧主義的な側面が作用してのことだと思う。しかし、私のそのような一面は、私がそうあるべきだと思うものに対してのみ見られるものであり、その上、それを自分の能力を鑑みず、一人でやろうとしてしまうものだから、人はそれを「真面目」と表現しているものであると思われる。

 やるべきと思ったことを全身全霊でやってしまう私であるが、飽きっぽいという特性も持っている。だから、一つのことに集中して取り組んでは、すぐに満足して別のことをやる、ということを繰り返している。これはあまりよくないことだ。しかし、このような私を許容できない訳でもない。私はずっとそうであった。物が上から下に落ちるように、当然のものとしてそうしてきた。そして、振り返ることもしない。

 そのようにして、力の加減ができない不器用な私は不登校となった。これでは困るので、今、私は力の加減と休息を大切にしているところである。後悔はせずとも、反省を繰り返し、力加減も休息も覚えた自分が全力で生きていく。私にはそんな未来が見える。結論、私は私が好きだ。今までの自分も、これからも、常に全力な私を愛している。