日誌

年度はじめのごあいさつ

 皆さん,こんにちは。学校長の 都築 吉則(つづき よしのり)と申します。徳島中央高校のホームページをご覧いただき,ありがとうございます。

 本校は,県内唯一の定時制課程(昼間部・夜間部)・通信制課程を設置した定通独立校です。徳島県高等学校定時制通信制教育振興会及び賛助会員(学校・企業・個人)の方々には,教育活動,新規高卒求人及び職場体験実習の提供など様々な支援を頂いています。定時制通信制高校の強みである「生徒への寄り添い」と「居場所の提供」を行いながら,以下に示す教育を行っています。

 本校の特徴的な教育として,
 ①学び直しの授業と学習支援
定時制課程(昼間部・夜間部)では,義務教育段階での学習を復習し,基礎学力の向上をめざすとともに,高等学校の学習に意欲的に取り組む姿勢を養うための“学び直し”の授業を別枠で設けています。
通信制課程では,週1回の授業の補充学習として,授業日(木,日)以外でも学習の支援を行っています。
 ②多様な学習ニーズに応じるためのICT(情報通信技術)を利活用した学びの充実
平成27年度から実施している文部科学省「調査研究事業」では,学力向上,就労支援,ソーシャルスキル向上,そして,生徒1人1台のタブレットPCや電子黒板などのICTを効果的に利活用した授業など,個々の生徒に対応した支援体制づくりを行っています。
 ③通級による指導(昼間部のみ)
県内の高校としては,希少な“通級による指導”を平成30年度から行っています。学習上や生活上における困難の改善・克服のための指導・支援を行い,進路選択や,進路実現に向けた意欲の向上につなげ,成果を上げています。
 ④キャリア教育
各種進路ガイダンス,進路講演会を多数行い,大学等への進学や就職などへの進路選択に役立てています。特に理美容や自動車整備など,たくさんの種類の体験型進路ガイダンスは大好評です。また,企業の社長と生徒とのグループ・ディスカッションなどを行い,職業観・勤労観を高め,企業に求められる人材や社会に出るための心構えの理解を深めています。

 昨年度から,学校運営協議会(コミュニティ・スクール)などを効果的に活用しながら,家庭,地域,大学等及び産業界との連携・協働のもとに,人間性や社会性を高めるための様々な教育活動を充実させていきたいと思います。
今後も生徒たちが,夢を抱き,未来を切り拓いていくための「生きる力」を身に付けられる場と機会の創出に全力で取り組み,社会的・職業的に自立できる生徒の育成に尽力してまいります。

                                                                            2022年4月1日
                              徳島県立徳島中央高等学校
                            校長 都築 吉則