令和4年度まなびや 学校長挨拶
令和4年度 学校長からの御挨拶
同窓生の皆様へ
学校長 都築吉則
徳島中央高等学校を卒業されました同窓生の皆様,本年度(令和4年4月)より赴任しました,都築吉則(つづきよしのり)と申します。皆様には,平素から本校教育の充実発展のために御支援と御協力を頂き,心からお礼を申し上げます。
令和2年の年明けより,世界中を襲った新型コロナウイルス感染症は未だに終息の気配を見せません。その影響により,学校での教育活動に様々な支障が出て,教員はもとより,生徒達にも窮屈な思いをさせていることを思うと,胸が痛い毎日です。
そんな中,先日(6月12日)に実施しました「徳島県定時制通信制体育大会」において,依然と変わらない姿勢で,必死に競技に打ち込み,勝敗には一喜一憂しながらも,相手に対し感謝の意を伝える姿を見て,制限された状況でも,工夫を凝らして練習(努力)を積み重ねていたことが思い起こされ,とても感激しました。7月下旬から開催されます「全国大会」においても,悔いのないようやりきってくれるよう願うばかりです。
また,毎年9月に開催されるあわぎんホールでの「定通連美術作品展」及び「生徒生活体験発表大会」,10月には「体育祭」,11月には「中央祭(文化祭)」が開催される予定です。大切な機会を奪うことがないよう,今後の県内における新型コロナウイルス感染症の状況変化等を見ながら,必要に応じて開催の形態を検討し実施したいと考えています。
学習面では,「GIGAスクール構想」により,生徒一人に1台のタブレットが貸与され,学校以外でも学習の機会を奪うことがないよう方針が示されたところですが,世界と比べ,日本はICT教育(環境)が非常に後れをとっており,学校以外で学ぶということにたいして,対面授業が常識であった学校は,準備不足を露呈しました。これからは,教員全員のICT教育スキル向上の必要性を痛感したところです。
次代を担う子供たちは,今回の新型コロナウイルスのように,予測不可能な時代に立ち向かい,どのような難題に直面しても,たくましく生きていかなければなりません。徳島中央高校としては,時代を見据え,社会に求められる人間像を見据えながら,生徒たちが社会の変化に対応し,自分の力を発揮できる資質や能力を身に付けていくような学校教育に取り組む所存です。
学校のみならず,同窓会をはじめとして,PTAや定通教育振興会及び賛助会員,地域が一丸となれるよう,戮力協心の精神で連携を更に深めていくとともに,徳島中央高校の一層の発展と,生徒たちの幸せのために尽力いたします。同窓会のますますの発展をご祈念申し上げますとともに,今後とも御支援と御支援をお願い申し上げます。