まなびや

令和2年度 まなびや

同窓会長挨拶

 


時代の変化とともに       徳島中央高等学校 同窓会会長 宅川 靖次

 同窓会会員の皆様には,日頃より同窓会活動にご支援ご協力を賜り,厚くお礼申し上げます。また教職員の皆様方には,本校発展のためにご尽力いただき,本校がこのように発展して参りました事を心より感謝申し上げます。
 さて,令和2年に入り,皆様もご存じのように,新型コロナウイルス感染症の流行により,社会情勢は今困難な事態に直面しています。各種イベントが中止になったり,事業の中止や見直し等が続き,経済面においては消費活動が落ち込んでいます。また,職種によっては,テレワーク等による働き方が導入され,今後ますます浸透していく方向にあります。
 教育関係においては,学校と保護者が今以上に連携しながら,児童・生徒の教育活動を進めていかなければならないと思われます。また,授業等においてはインターネットを活用した,新しい形態がおおいに受け入れられているようです。
 話は変わりますが,「明けない夜はない」という言葉があるように,新型コロナ感染症もいつかは収束する時がくると思います。その時を信じて,明るい未来に希望を持ち,こういう時期だからこそ地に足をつけて自分自身の方向性を見いだし,これからを生き抜いていく力を身につけて欲しいと思います。
 そのためには,今は新しい自分を発見するにはいいチャンスだと捉えて,発想の転換をし,前向きに自分自身を見つめ,勉強に運動に励んで欲しいと思います。また,老若男女を問わずたくさんの人に出会って,将来に向けての人生の肥やしにしてもらいたいと思います。
 そして近い将来,新型コロナ感染症の影響で,授業も部活動も大変だったけど,今こうして元気でいられるのもあの時よく頑張ったから今の自分があるのだと思えるように,生活のリズムを整えながらコロナの時代を乗り切りましょう。そのためには健康第一ですよ。
 最後になりましたが,徳島中央高校がますます発展いたしますことと,同窓会会員の皆様方のご健康とご多幸を祈念申し上げます。また,新型コロナウイルス感染症が1日でも早く収束することを願っています。
 同窓会会員の皆様には,今後ともご指導ご協力くださいますようお願い申し上げます。



学校長挨拶


「未知の世界」を生き抜く力を育む       校長 大住 満寿夫

 徳島中央高等学校を卒業されました同窓生の皆様,私は令和元年度より校長をしております大住と申します。20代目の校長となります。同窓会の皆様には,平素から本校教育の充実発展のためにご支援とご協力を頂き,心からお礼を申し上げます。
 令和2年の年明けより,世界中を襲った新型コロナウイルスにより,政府や自治体の方針で突然学校が休業になり,生徒・保護者,教員も大変な状況になりました。日々変わる情報,飛び交うデマ,子供たちには不要不急の外出禁止令などで,エネルギーが有り余る子供たちを前に,生徒・保護者及び教職員も疲弊しています。
 今回の新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で,毎年6月に開催される,全国大会への出場者を多数輩出している県定通連球技大会は,全国大会が中止となったため,残念ながら県予選大会も中止となりました。他方,毎年9月に開催されるあわぎんホールでの「定通連美術作品展」及び「生徒生活体験発表大会」,10月には,体育祭,11月には,中央祭(文化祭)が開催される予定です。今後の県内における新型コロナウイルス感染症の状況の変化等を見ながら,必要に応じて開催の形態を検討していきます。
 学習面では,新型コロナウイルスの到来で,日本全体で,ICT教育の遅れや,学校と保護者とのネットワークの脆弱さが浮き彫りになりました。そして,対面授業が常識であった学校では,「教育を止めない」遠隔授業の必要性を痛感いたしました。
 世界的に猛威をふるい続ける新型コロナウイルスの感染拡大による未曾有の事態の中,悲観的なことばかりではありませんでした。本校でも遅ればせながら,臨時休校中に,ICTを活用した授業の研究を全校で行っています。Web会議サービス「Zoom」での遠隔授業,緊急連絡システム「スクールiネット」や授業動画配信の整備などです。現代の子供たちは,教室よりもインターネットや友人たちから何かを学ぶことの方が多いものです。教師だけが情報源という時代はもはや過ぎ去り,彼らはスマホでのネットやSNSから情報を得られるようになっています。正に,学校教育におけるパラダイムシフトの時が来ているのです。
 今後も,いつ襲来してくるかわからない次の新型コロナウイルスの感染拡大防止措置による一斉休校措置にも迅速に対応できるよう,遠隔授業などのICTの準備を行っていくと同時に, 感染予防のためのソーシャル・ディスタンシング(フィジカルディスタンシング)対策として,飛沫感染や接触感染,近距離での会話対策など,万全の感染症対策を講じた「新しい生活様式」の実践を進めてまいります。
 次代を担う子供たちは,今回の新型コロナウイルスの襲来のように,これからどのような難題に直面するか,予測が困難で先行き不透明な時代を生きていかなければならない状況にあります。徳島中央高校としては,時代を見据え,社会に求められる人間像を見据えながら,生徒たちが社会の変化に対応して,自分の力を発揮できる資質や能力を身に付けていくような学校教育に取り組む所存です。社会全体がパラダイムシフトという転換期を迎えている今,定時制・通信制教育のあり方も転換していかなければならないと痛切に感じています。
  学校のみならず,同窓会をはじめとして,PTAや定通教育振興会及び賛助会員,地域が一丸となれるよう,戮力協心の精神で連携を更に深めていくとともに,徳島中央高校の一層の発展と生徒たちの幸せのために尽力いたします。同窓会のますますの発展をご祈念申し上げますとともに,今後ともご支援とご協力をお願い申し上げます。


研修旅行を終えて      同窓会常任幹事 杉岡 千恵子

 

 私は,平成31年3月10日に徳島中央高等学校同窓会研修旅行に参加しました。朝8時30分頃学校を出発しました。お天気はあまり良くはなかったのですが,顔なじみの方も多く楽しい話が弾み,あっという間に目的地の美郷物産館に着きました。お買い物をしたり色々な味付けをした梅干しを試食したりして楽しく過ごしました。
 美郷梅まつり(天野梅園)では,止まない雨の中,上の方まで登る人達もいましたが,私はビニールで覆った建物の中でくつろぎながら梅を観賞しました。ストーブがある暖かい所で,お菓子と飲み物を自由に頂きました。美味しかったです。その後,美郷の湯での昼食は,凝っているお料理でした。小さな玉葱がかわいくて良かったのと,デザートが印象的でした。ご馳走様でした。
 昼食も終わり,いよいよ今回の研修旅行のメインである美郷ほたる館へ行きました。そこでは,「ほたるかご」を作る体験をしました。なかなか難しかったですが,講師の先生が丁寧に指導して下さり,何とか出来ました。
 今年はあいにくの雨天でしたが,とてもいい体験ができました。参加者同士での会話もはずみ,互いに打ち解け合うことができました。どうぞこれからも宜しくお願い致します。末筆ながら,同窓会の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

【ほたるかご作り体験】