エシカルクラブの活動

エシカルバスツアー

令和3年12月14日(火)

 本校の夜間部エシカルクラブでは「エシカル消費自主宣言」を発表しています。

今日は同じく「エシカル消費自主宣言」を発表し,日々エシカル消費の推進に取り組んでいらっしゃる事業者様を訪問し,今後の夜間部エシカルクラブの取り組みの学びの機会とするために,「エシカルバスツアー」を企画しました。

 

 まず訪問させていただいた「服部製糖所」では,阿波和三盆糖の生産者として江戸時代から続く伝統産業の担い手として昔と変わらない手法で和三盆糖の製造を行っていらっしゃいます。

初めに収穫した竹糖を見せていただき,それを粉砕して窯で煮詰める作業を見せていただきました。

大きな窯からわずかしか取れない貴重な白下糖からつくられた和三盆糖は上品な甘みで口の中ですっと溶けていき,非常に味わい深いものでした。

また,絞り終わった竹糖も畑の肥料として使われていることも教えていただきました。

 

 

 次に見学させていただいた「アグリガーデン・納田牧場」では,SDGsにも掲げられている「誰一人とり残さない社会づくり」を目指し,資源循環型の農業と畜産を組み合わせた企業経営に取り組んでいらっしゃいます。

今回は,「阿波の金時豚」の生産の様子を見学させていただきました。

能田牧場では,徳島名産の「なると金時」や米,野菜を飼料として用い,豚舎から出たおが屑などから堆肥を作って近所の農家に無償で提供されているそうです。

こうした取り組みを行うことで良質な野菜が生産され,規格外の野菜がまた能田牧場で飼料として活用されるという資源循環型の取り組みが行われているとのことでした。

 

お仕事中にもかかわらず,私たちに丁寧な説明をしていただいた「アグリガーデン・納田牧場」ならびに「服部製糖所」の方々,本当にありがとうございました。